マイコンの基本回路の最後はリセット回路です。KURUMIボードのリセット回路は下記のようになっています。KURUMIマイコンはボード上の3つの端子からリセットをかけることができます。
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KURUMIボードのリセット回路とボード上の位置 |
- リセットボタン(くるみアイコンのすぐ下の白いスイッチ)
- FTDIモジュールから来るDTR信号
- KURUMIボード右上部のRST端子
通常はRESET端子(KURUMIマイコンの40番ピン)はハイ・レベル(Vcc端子と同電圧)に保持しておきます。この端子をロウ・レベル(GNDと同電位)に下げるとRESETが有効になります。KURUMIマイコンにRESETがかかると、電源起動時とどうように書込まれたプログラムを最初から実行します。
KURUMIボードのリセット回路はスイッチと抵抗とうきわめて簡単な回路ですが、KURUMIマイコンの内部では、供給される電源電圧を監視して、KURUMIマイコンに供給されている電圧に応じて、いろいろな対応をとれるようになっています。
供給電圧が降下し動作が不安定になることを
ブラウン・アウトと呼ぶことがあります。KURUMIの血圧が下がって貧血を起こすような状態ですが、これを検知する回路を内蔵しています。
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RL78/G13ハードウェアマニュアル(832ページ) |
電池で動作するシステムは、ちょっとモータを回したりすると、すぐに電池が電源供給不足になってで電圧が下がってしまうので意外とシステムを正常動作させるためには苦労します。マイコンに電圧検出回路が内蔵されているのは大変重宝します。
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