それでは、この赤外線リモコン信号(受信側)のデータフォーマットはどのようになっているのでしょう?
この赤外線リモコンのデータフォーマットはNECプロトコルに準拠しています。特徴として
- 8ビットID、8ビットコマンド
- IDビット(8 bits) とコマンドビット(8 bits)は、それぞれ0と1を反転したパーターンで再送されます。これにより受信データに誤りがあるかの判定が可能になり、またデータのパターンが変化しても送信に要する時間が一定になります。
- 1ビットの1/0判定にはパルスポジションモジュレーション方式が使われています。
- ビットの「1」は、Lパルス(0.56ms)と、その後のHパスル(1.69ms)で構成されています。
- ビットの「0」は、Lパルス(0.56ms)と、Hパスル(0.56ms)で構成されています。
- 搬送波(送信時のバースト信号)は38KHzの矩形波です。
- 8ビットデータはLSBファーストで転送されます。つまり、ビット0(LSB: Least Significant Bit)から先に送られ、ビット7(MSB: Most Significant Bit)で完結します。
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